ハロ☆プロパーティ日本青年館公演

友情と魔法のトランプ〜スター楽屋裏物語〜」と題したこの公演は芝居仕立ての公演でした。トップスターを目指す2人の新人歌手(安倍なつみ扮する安倍ナナと柴田あゆみ扮する後藤あゆみ)がデビューしてからコンサートを開くまでの物語で、そこに魔法使いが絡んできます。冒頭で魔法使いが2人にトランプを渡すところから物語が始まります。それを手にした者はなんでも願いがかなうという魔法のトランプによって芸能界でゆるぎない地位を得た江戸サイパンダンディ坂野)が、もはや必要ではなくなった魔法のトランプを魔法使いに返して、2人の願いをかなえてやって欲しいと魔法使いにお願いします。そこで魔法使いは2人にトランプを渡すのですが、魔法のトランプはこの世に一つしかないと言います。その後2人はスターへの道を駆け上がっていくのですが、お互いに相手のトランプが魔法のトランプだと思い込み、魔法のトランプを持たない自分は相手に追いつくためにレッスンに励みます。そして、2人のソロコンサートが成功に終わって物語は幕を閉じます。結局、2人が渡されたのは魔法のトランプではない普通のトランプで、2人が手にしたのは努力という名の魔法だったというお話でした。
この公演は後藤真希が出演する予定でしたが、急病のために出演できず、代わりに柴田が後藤の位置に座ったのだと思いますが、安倍−後藤の組み合わせだと後藤が強すぎてしまうのではないかと思いました。だから、安倍−柴田の組み合わせになったのは結果的にバランスがよくなってよかったのではないかと思います。まあ、物語的にバランスがよくなくても後藤を見たかったという気持ちはありますけど。
そのほかの出演者では、半蔵門瞳(斉藤瞳)が目立ちました。台本なのかもしれませんが、ほかの人たちはあまりアピールしていませんでしたが、斉藤だけはオーバーアクションのくらいにアピールしていて会場の爆笑を誘っていました。ゴールドレディ(アヤカ・里田まい)は衣装の露出が大きくてちょっとどきどきしました。もちろん、食い入るように見てきました。池尻ハニー(村田めぐみ・あさみ・みうな)は半蔵門に「池尻大橋」と言い間違えられて、むっとしながら「ハニー!」と言うところが見せ場だったのですが、最後の挨拶のときにあさみが池尻大橋と言い間違えていたのが笑えました。
今回の公演は2列目の右サイドで見てきたのですが、さすがにここまで近いと表情とかもくっきり見えてよかったです。ただ、ダンディがずっと左サイドにいたのであまり近くで見られなかったのが残念です。まあ、ダンディが出演するとは知らなかったので、出てきたこと自体がサプライズだったのですが。今回の出演者の中で最も私の好みだったのはあさみですかね。一緒に行った知人には「普通の子じゃん」と言われましたが、ああいう感じの子がいいです。