エリザベス女王杯結果

1着 スイープトウショウ
2着 オースミハルカ
3着 アドマイヤグルーヴ

レースはオースミハルカが大逃げから逃げ切り体制を築いたかに見えたのですが、最後外からスイープトウショウがとんでもない脚を使ってぶっ飛んできました。ゴール前では計ったように半馬身ほどかわしていました。スイープトウショウは馬場入りやゲートインなど全てスムーズでレースではいつもより前目にいて、中団で包まれてしまうのかと危惧しましたが、池添騎手いわくためにためていた脚が最後に大爆発しました。ゴール前200mの時点ではオースミハルカとは絶望的な差に見えたのですごいものを見せてもらったという感じです。絶望的なところからの差し切りというと、菊花賞ディープインパクトもそういう面はありましたが、やはりオグリキャップバンブーメモリーをハナ差差し切ったマイルチャンピオンシップでしょうか。あの差し切りも感動モノでしたが、今回のレースもそれに並ぶくらいのすごい差し切りでした。オースミハルカは大逃げがはまったかに見えましたが、今回は相手が悪かったとしか言いようがありません。アドマイヤグルーヴは昨年までのエリザベス女王杯連覇が伊達ではないということを示しました。上村騎手も2回目の騎乗で前回天皇賞の反省を生かして割と前でも競馬をして結果を残しました。上位2頭は展開利と異次元の豪脚なので3着はよくやったといえるでしょう。よくやったといえば、4着のヤマニンシュクルですね。1年以上の休み明けで若干急仕上げ気味だったにもかかわらず、4着に入ったことで阪神ジュベナイルフィリーズ勝ちから牝馬GI戦線で常に上位を争ってきた実力を大いに示しました。5着は1番人気エアメサイアでしたが、2キロ差があっても3歳と古馬では古馬の方が優位ということでしょうか。
今日のレースを総括すると、馬券は外れたけれどもいいものを見せてもらった、ということになるでしょうか。